深夜道楽

美しい天体写真を追い求めて…

3月8日いすみ市遠征~CCA編

いすみ市遠征のCCA250編です。
今回は好シーイングに恵まれたなか2つの銀河を撮影しました。
まずはM100です。

M100 -2013+2017+20190308C 2K sRGB




かみのけ座 M100、NGC4312
撮影日時  :2019/3/8 20:19~
撮影地   :千葉県いすみ市
光学系   :CCA250 + CR1.5X
架台/ガイド:Skywatcher EQ8/ SX-Lodestar2 GT-40
カメラ   :Nikon D810A
露光データ :ISO1600:5分*48(240分) 
       合計 240分

秘伝のたれ
2013/3/15 SE200N / QSI583ws 
L 20 x 300sec 
R 6 x 300sec G 6 x 300sec B 6 x 300sec

2017/1/28 CCA250 + NikonTC14EIII / Nikon D810A
ISO800 21 x 600sec

総露出時間 10時間44分

この美しい渦巻銀河は大好きで、これまで何度も撮影しましたが、今回はその過去資産も使って作品にしてみました。
背景宇宙を広めに、銀河は小さめという構図ですが、こういうのもいい雰囲気かなと思いました。

次に子持ち銀河M51です。
こちらも秘伝のたれたっぷりで、自分としてはこれ以上のものは作れない、という集大成作品になったかと思います。
25センチ鏡の限界に近いくらいになったと自分では大満足です(^o^)

M51-2012+2013+2017+2018+2019B 2K sRGB



りょうけん座 M51 子持ち銀河
撮影日時  :2019/03/09 2:00~
撮影地   :千葉県いすみ市
光学系   :CCA250 CR1.5X
架台/ガイド:Skywatcher EQ8/ SX-Lodestar2 GT-40
カメラ   :Nikon D810A
露光データ :ISO1600:5分*30(150分) 
       合計 150分

以下秘伝のたれ

2017/3/8 CCA250 QHY16200A
L:10分*4(40分) L:0.5分*4(2分) R:5分*4(20分) G:5分*3(15分) B:5分*3(15分) 
       合計 92分

2017/1/23 CCA250 + NikonTC14EIII D810A
ISO800:10分*21(210分) ISO200:0.5分*10(5分) 
       合計 215分

2012/3/14 SE200N + MPCC 1000mm F5 QSI583ws
L:10分*10(100分) R:10分*3(30分) G:10分*2(20分) B:10分*5(50分) Ha:10分*2(20分) 
       合計 220分

露出時間総合計 11時間17分



3月8日いすみ市遠征~RASA編

全国的に天気の良かった8日は、まーちゃるさん、シュミットさんとでいつものいすみ市の農道に出撃してきました。
例のごとくRASAとCCAの2台出しで、まずRASAのほうです。
620mmという焦点距離ですので、深夜の銀河しかない時間帯はお休みで、沈みゆくいっかくじゅう座と登りくるさそり座の2つを撮影しました。


IC2169_20161202+20190103+20190308 2K sRGB


いっかくじゅう座 IC2169 かたつむり星雲
撮影日時  :2019/3/8 19:12~
撮影地   :千葉県いすみ市
光学系   :Celestron 11'' RASA
架台/ガイド:Skywatcher EQ8/ SX-Lodestar2 GT-40
カメラ   :ASI294MC, QHY367C
露光データ :294MC Gain200:3分*30(90分) 367C Gain2801:3分*30(90分) 
       合計 180分

秘伝のたれ
2019/1/3 RASA / D810A  110分
2016/12/2 CCA250 / D810A  240分

これはASI294MC(フォーサーズ)とQHY367C(フルサイズ)の比較も目的でした。
QHY367Cのフォーサーズ画角クロップ画像と、294MCの画像が大差ないなら大は小をかねるので367Cだけで事足りるかなあと思ったからです。
等倍比較画像がこれです。



IC2169_294MC vs 367C Tobai





左がASI294MC、右がQHY367Cで、294MCのほうがノイズがだいぶ少なく高感度であることが確認できました。
露出時間はどちらも3分30枚です。
さすがに294MCは裏面照射センサーだけのことはあるみたいですね。
ただ、前から気になっていて対策に苦慮しているのが黄色い星の色です。



IC2169_294MC vs 367C



全体比較画像の黄色い星を見比べてみると、294MCの黄色い星は赤っぽくて色が浅いのがわかります。
どうして星色が転ぶのかわかりませんが、黄色い星は黄色く出てくれないと困りますよねえ。

さて、2時をまわるとアンタレスが上がってきます。
まだ少々早めですが、薄明開始時には南中なのでなんとか撮影できそうです。
620mmなので、各パネル3分8枚での4枚モザイクで速射しました。
しかし「アンタレス付近」としか題名がつけにくいのは困ったものですね。
英語だと、Rhi Ophiuchi NebulaとかRho Ophiuch Antares Areaとかいうので、へびつかい座ρ星の星雲というわけです。
これもしっくりこないし、カラフルタウンは俗っぽすぎるし。。



Antares 20190308B 2K sRGB




アンタレス付近4枚モザイク
撮影日時  :2019/3/9 2:45~
撮影地   :千葉県いすみ市
光学系   :Celestron 11'' RASA
架台/ガイド:Skywatcher EQ8/ SX-Lodestar2 GT-40
カメラ   :QHY367C
露光データ :Gain2801:3分*32(96分) 
       合計 96分


星ナビ12カ月連続入選!

今月の天文誌フォトコンは、星ナビのみの入選でした。
でも、これで星ナビさんは12カ月連続を達成です。


星ナビ入選作

「CFHTパレットによるくらげ星雲」

IC443-20190114 2K sRGB




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